B&O_A9

iPod nano以来iPhoneになっても、Bang & OlufsenのイヤホンA9を長らく使っているのだが、先日コードをドアノブに引っ掛けて右側が聞こえなくなってしまった。どうもプラグの近くで断線したらしい。で、仕方なくApple純正のイヤホンを使ったりしていたのだが、どうもしっくりこない。多分慣れの問題もあるのだろうけれど。で、秋葉原で120円くらいのプラグを買って付け直すことに。えいやでコードをプラグの近くで切りコードを剥いてみると、エナメル皮膜の導線が出てきた。そのままだと右左もよく分からなかったので、ちょっと検索をしてみたら同じことをしている人を発見。

http://www.shuta.net/e370.html

ありがたくそのまま参考にさせていただいて、ハンダ付けしてみた。このページには右左どちらも赤の導線があったのでそれをグランド側にしたと書かれていたが、ぼくのは右側は赤と黄色、左側は赤に緑が混ざった線と緑の線だった。で、左側の赤と、右側の赤に緑の縞の線とをグランド側に、黄色と緑をそれぞれの信号線側に繋いでハンダ付け。無事に聞こえるようになった。

iPhoneOS 2.2

iPhoneファームウェアがアップデートされて、絵文字に対応したり、Google StreetViewに対応したり。以前に、どちらもありそうもないとここに書いたことがあるのだが、あっさり実現された。iPhoneの画面で見るStreetViewは結構きれいで予想以上に良かった。絵文字はソフトバンク同士でないと駄目らしく、そのうち徐々に対応して行くということのようだが、以前にコメントしたように、それは各社のメールサーバの対応が必要なことなので、時間がかかるのかも知れない。実際自分で使うことはないのでどうでも良いのだけれど。
今回のアップデートで、Podcastが直接iPhoneからダウンロード出来るようになったのは地味に嬉しい。ぼくの場合Podcastを聞くのはほとんど通勤の途中なのだが、外に出る前にsyncしそこなうことも結構あって、もう更新されているだろうけど聞けないってことが時々あったのだが、これで解消。それから、2.0から2.1にアップデートした際にPodcastを一つ聞き終わると勝手に次のエピソードを再生してしまうという不具合があって、これも結構ストレスフルだったのだが、2.2になってフィックスされた模様。

GoogleMobileApp

世の中きな臭いニュースばかりで嫌な感じですが、それはともかく。Google Mobile Appが日本のAppStoreでもダウンロード出来るようになったと思ったら、今度は音声による検索が可能なバージョン、Google Mobile App 0.3.142がダウンロード可能になっていたので、さっそく試してみた。英語のみということだったのでいくつか試してみたが、単語一つ二つならそこそこ認識してくれる。例えば「sushi」と言って検索すると英語でsushiが検索されるのだが、ここで左上の虫眼鏡のアイコンをタップしてみると、GoogleMobileAppのアイコンのついた「iPhone内とウェブ」という項目のほかに、「地図」「画像検索」「ニュース」「Wikipedia」という項目が現れる。で、試しに「地図」をタップしてみると検索語のsushiがMapsに受け渡され、近所の寿司屋にダダッとピンが立った。いやー、先進的。iPhoneを使い始めて4ヶ月、久し振りにわくわくした。やっぱりこの種の携帯デバイスは凄いかも知れない。日本語でのサービスインがいつなのか分からないが、現時点でも十分未来を感じられる。技術としては当たり前のものを組み合わせてるだけなんだろうけど、こうして形になって現れると説得力があるなぁ。紹介のビデオも良くできている。

iPhoneは直感的か

森公美子さんがiPhoneが使えないとblogに書いたのが話題になっているようで。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20081104_iphone_mori/
http://d.hatena.ne.jp/KoshianX/20081104/1225772796
色々な人が書いていることを眺めていて「使いやすさ」「分かりやすさ」ということについて、いくつか思ったことがあるのでメモしておこうと思う。
iPhoneの操作が直感的だとか、いやいやちっとも直感的じゃない、現に森公美子は使えなかったとか、みんな色々言うけれど、「直感的」ってどういうことだろう。液晶のタッチパネルに指でマルチタッチして操作するユーザインターフェースって新しいと思う。コンセプトとしては古いんだろうと思うけれども、身近なガジェットでこういうインターフェースを持ったものが商品として大々的に売られたのは(日本ではiPodTouchが先行していたとか細かいことは別にして)初めてなんじゃないだろうか。ピンチアウトとかダブルタップとか、本体を90度回したら画面も回るとか、それは約束として知らなければ「分からない方がおかしい」とは言えないと思う。と言うか普通は分からない。初期のMacにはマウスを使う練習のソフトが入っていて、マウスでのドラッグとは何なのか、クリックとはどういう動作を指し、それはどういう意味があるのか、分かりやすいようなゲームのようなアプリケーションがインストールされていたものだった。今でこそコンピュータのマウスの使い方は「直感的」だと多くの人が思っているだろうけれど、それは慣れてしまっているし、世の中に広く知られているから目にする機会も多くて、初めて使う人にとっても馴染みのものだというだけで、本能的に使えるわけではない。iPhoneのインターフェースだってそうだと思う。約束事が分かってしまえば、画面に指でタッチして操作するのはマウスやスタイラスペンよりも「直感的」だ。Appleソフトバンクはせっかく使い方のビデオをwebで公開しているのだから、iPhoneの中にこのムービーを入れておけば良いんじゃないかと思う。
http://www.apple.com/jp/iphone/guidedtour/
これをちょっと見れば、大抵の人はかなり「直感的」に使えるんじゃないのかな。
あ、いや、このビデオの出だしは最悪かも。普通の人は見る気がしなくなっちゃうようなことをしょっぱなで言ってるなぁ。森公美子が見てることを想像しながらこのビデオを見たら、100点満点で40点くらいか。

絵文字再び

しばらく前に、iPhoneのメールに絵文字の機能が加わるという噂に違和感を感じるということを書いたのだが、今日ソフトバンクからあっさり年内対応の発表があった。そう、ソフトバンクがやる気になれば、Appleの側ですることはさほどないと言えばそうなのだ。
それにしても、絵文字対応と言い、同時に発表されたワンセグチューナー兼外付けバッテリーの発売と言い、ソフトバンクはなかなか頑張っている。無線LANホットスポットの無料開放もiPhoneユーザーには嬉しいサービス。これ、iPhoneユーザーは他のデバイスBBモバイルポイント使い放題だと嬉しいんだけど、さすがにそれはないよなぁ。一度登録するとあとは自動認証されるって書いてあるから、やっぱりMACアドレスか何かで縛るんだろうか。ソフトバンクにしてみればiPhoneの使うパケットを出来るだけ3Gではなく無線LANにしたいからという理由のサービスなんだろうから、iPhoneじゃなきゃ意味がないんだろうけど。
とにかく、ソフトバンクiPhone発売以来かなり努力していると思うし、その点はユーザーとして評価していいと思う。少なくともdocomoがキャリアになっていたらここまでのコミットメントはなかったんじゃないかという気がする。例えば今回のワンセグ対応にしても、技術的な、そしてAppleとの政治的な障害を逆手にとってケーブル接続ではなく無線LANを使って動画を流すとか、外付けのバッテリーとしての機能を持たせるというあたり、かなり良くユーザの心理を理解していると思う。ワンセグを是非見たいというほどでもないけれど、電池切れに備えて保険の意味も含めて買っておくかという気にさせるあたり、良いところを突いている。1万前後という価格もちょっと高いけど妥当なところだろう。
相変わらず圏外になることが多い気がするので、ソフトバンク全体のインフラは(色々事情があるのは分かるけれど)今一段頑張って欲しいのだけれど。

絵文字

Mac Rumorsに記事が出てからここ数日、iPhoneの次のOSのバージョンアップで絵文字の機能が搭載されると言う記事がiPhone/Apple系のblogに溢れた。iPhoneOS2.2に絵文字のリソースが見つかり、またgoogle street viewの機能もつくというのだ。まあそうなればまた一つiPhoneが駄目だと言う理由がなくなるわけで、iPhoneが沢山売れて欲しいというファンの人は大喜びなのかもしれない。でも、何かちょっとしっくり来ない。そもそも携帯のメールの絵文字の機能をiPhoneに持ってこようとした時に一番大きな障害になっていたのはiPhoneに絵文字のリソースがないという点ではなかったのではないかと思うのだ。現時点でもgmailは絵文字をサポートしているし、それをSafari経由で見れば見ることが出来る。絵文字のメールを受けるにはサーバがサポートすることが必須だし、それが出来なければ絵文字は下駄のような文字に置き換えられてしまうのだと思う。だから、例えばSoftbankのi.softbank.jpというiPhone専用のアドレスを提供しているメールサーバが携帯メールを受けてHTMLに変換して送ってくれればそのまま絵文字メールは読めるようになるのではないかと思う。で、それをするのはAppleの仕事じゃなくてSoftbankの仕事だろう。確かに絵文字入りのメールを作成するにはiPhoneの側に絵文字のリソースが必要だし、流出したとされるスクリーンショットのようなバーチャルキーボードが必要なんだろうけれど。でも受信だけでも先に対応したって良さそうな気がするのだけれど。
そして同時に出て来たのがgoogle mapsのstreet viewのサポートの噂。これもあったら良いとは思うし、すでにdocomoの携帯で実現しているようなので、出来ても不思議じゃないけれど、現状street viewってFlash使ってるんじゃなかったっけ? で、iPhoneFlashAdobeがボールを投げたままAppleが無視してる状態のような気がする。それともYoutubeがサーバ側で対応したようにstreet viewもデータをgoogleがQT3Dで送るというのだろうか。
どちらの噂もユーザの希望から出た妄想のような気もするし、ソフト的に対応出来るのだから対応して来ても不思議じゃないようにも思うけれども、何かちょっと違和感のある噂だった。ま、しばらくすれば答えが出るわけだから、楽しみに待っていれば良いのだけれど。
え? いや別にぼくは出来るようになっても絵文字の入ったメールは出さないと思いますけど。

デジタル一眼

フォトキナでオリンパスマイクロフォーサーズのレンズ交換式のカメラのモックを発表した。なかなかカッコいい。ちょっと背面のデザインは「いかにもコンデジ」って感じでいただけないが、前面のすっきりしたデザインはかなり好感が持てる。オリンパスと言えばPenを思い出すが「ペンF」というレンズ交換式のカメラを出していたことを考えると、なるほどと思う。つい先日パナソニックマイクロフォーサーズDMC-G1を発表したばかりだが、こちらは「なんちゃって一眼レフ」といったデザインで、個人的にはあまり好きではない。
ところでDMC-G1がああいうデザインだからなのかどうか、このカテゴリーのカメラをみんな「デジタル一眼」って書いているけれど、ぼくは違和感がある。最近のデジカメってかなりファインダーを省略して液晶だけになってるし、一眼なのは当たり前だろうって思う。一眼レフは二眼レフに対してのネーミングだと思うし、このカテゴリーのカメラを「デジタル一眼」って言うのは何か「一眼レフのまがい物」っていう印象を与えるだけだと思うんだけどなぁ。
例えばエプソンR-D1sなんかは誰も「デジタル一眼」とは呼ばないんじゃないだろうか。あれは光学ファインダーがついてるからそう呼ばないのか??
ちなみにマイクロフォーサーズのレンズはフランジバックが短いので、いろんなレンズをつけられるんじゃないかと思うわけだが、同じようなことを考える人も結構多いようで、googleってみるとライカのMマウントのアダプタが出ないかとか、ペンFのレンズのアダプタはとか書いている人がちらほら。となるとどこかが作るところも出てくるかな?