追記

結局Evernoteを外したら状況は改善したものの、やはり時々同じ不具合が発生することが分かった。で、その後また段々不具合が出る頻度が上がって来て、色々眺め回した結果ちょっと古いVirtualBoxをインストールしていたことに気付いた。これがVBoxUSB.kextとVBoxDrv.kextという二つのカーネルエクステンションをインストールしていることに気付いたので、外してみた。今度はもう3日ほど安定している。これで治ると良いのだが。

MacBookProの不調

細かい話で恐縮だが、同様の不具合に見舞われている人もいるかもしれないと思いエントリー。
ぼくは15インチのMacBookPro (Core2Duo, 2.4GHz)をSnow Leopard (10.6.2)で使っているのだが、しばらく前からキーボード、トラックパッドの不具合に見舞われるようになって、かなりストレスを感じていた。起動してから半日から1日位すると突然キーボードからの入力もトラックパッドも全く効かなくなってしまう。ところが、コンピュータとしては動いていて、フリーズはしていないし、USBでマウスやキーボードをつなぐと問題なく使える。ただ、一度本体のキーボードやトラックパッドが使えなくなると再起動する以外にはどうも駄目のようである。アップルストアで見てもらおうかとも思っていたのだが、不具合はいつ出るかが分からず、いつ再現するかの予測がつかないので、諦めてそのままだましだまし使っている。で、不具合が出た時にコンソールからシステムエラーのログを見てみたら

AppleUSBMultitouchDriver::message - kIOUSBMessagePortHasBeenReset.

あるいは

/usr/libexec/hidd[49] IOHIDEventQueueEnqueue: Error enqueuing memory. (0xe00002e8)

といったエラーが山のように出ている。どうもこれが関係しているようで、Appleのディスカッションボードでも類似の不具合がMBPやMBAで報告されているが、決定的な不具合の原因や解決法は分かっていないようである。
http://discussions.apple.com/thread.jspa?threadID=1463519&start=0&tstart=0
しかし、もう一つログを見ていて気になったのがEvernoteがしきりにエラーを吐いていること。そこで試しにEvernoteをアンインストールしてみたところ、ここ二日ほど問題の不具合は出なくなっている。関連があったのか、アンインストールで治ったのか確証はないのだが、同様の不具合がある方でEvernoteをお使いの方は情報を共有出来ればと思ったり。

iPapers2みたび

長らく変化がなかったiPapers2に新しいアルファバージョンがポストされた。iPapers2.1 alpha1である。
http://sourceforge.net/projects/ipapers/
実は以前にもこのblogで少し書いたのだが、iPapers2は少し安定性に難があったので、ずっと1.0.18を使っていたので、iPapers2を試すのは久し振りである。とりあえずしばらく使って安定性を確認してみたいと思う。
それはそれとして、少し触ってみていたらいくつか大きな変更点が見られた。

まず一つは検索のためのサーバがこれまではNCBIPubMedだけだったのが、IEEE、Citeserx、CiNiiが加わってPubMedと合わせて4つの中から選べるようになっているらしい。CiNiiは日本語で検索も出来たりするようだ。iPapersはPubMedIDをpdfのファイル名として管理するようになっているのだが、新しく加わったサーバについてはどういった扱いになるのだろうか。

もう一つ新しく加わった機能で大きいと思われるのはアノテーションという機能である。ちょっと良く分からないのだが、検索をしてみるといくつか情報が得られた。まずiPapersの作者である青山先生が「ディジタル図書館」No.36というところに書かれている記事を見ると、その概略が分かる。
http://www.dl.slis.tsukuba.ac.jp/DLjournal/No_36/5-aoyama/5-aoyama.pdf
要は、論文のpdfファイルにそれぞれ適当な注釈を書き込んだものをアノテーションサーバを使って共有しようということのようである。テストサーバで試せるのか、ローカルにサーバを立てて試したりできるのかなど、まだ良く分からないが、少なくともそのアノテーションの共有のためのクライアントとしてiPapers2にアノテーション機能を実装したということらしい。
このあたりにも紹介があるので、いずれ試せるようになるのではないかと期待している。
生物学系の論文pdf管理といえば最近発表になったTogoDoc Clientもあり、iPapersとの連携なども含め、一段と便利になってきた感じがある。

Appleの新製品

かねてからの噂通り、iMacMac miniMacBookが新しくなり、Magic Mouseというマルチタッチのマウスが登場した。まあそれは良いのだけれど、いつも通りオンラインのAppleStoreがWe will back soonになり、新製品の期待が高まる中、午前1時過ぎ、AppleStoerはメンテナンスモードのまま、一足先にトップページを始め製品紹介のページが更新された。いつもと順番違わない? こだわりさんのページ以外は新製品のニュースはまだ出てないみたい。AppleStoreのページが復帰するのだけをチェックしてたら肩すかしを喰う所だった。
ところで、Mac miniSnow Leopard serverのプレインストール版が登場した。これもちょっと新しい路線かも。アカデミックディスカウントってあるのかな....。

iPhone OS3.1

iPhoneのOSのバージョンが3.1に上がったので、iTunes9のインストールとともにアップデートしてみた。ぼくが使っているのは3Gなのだが、全体に文字入力などは少し軽くなった気がする。iPhoneアプリケーションがiTunesの画面で管理できるのもすこぶる良い。
しかし、どういうわけだか時々スリープから起きなくなってしまう。ホームボタンを押しても電源ボタンを押しても画面が黒いまま。この状態でMacにUSBで繋いでもマウントされない。そのまま放置していると5分くらいで復帰することもあるが、駄目なことがほとんど。電源ボタンを長押ししてもシャットダウンも出来ない。再起動はできるが、起動が遅いような気がする。どういうタイミングで起きているのか全く分からないのだが、1日に2〜3回はそうなるようだ。同様の症状をTwitterで訴えている人がいるので、何かあるんだろうと思うのだが。今のところこのような症状が起きると言う書き込みは3Gに限られているような気がする。何かアプリケーションがぶつかっているのだろうか。あまり頻発するようなら少しアプリケーションを外してみるのが良いのかなぁ。

そうそう、そう言えばiTunes9はまだCocoa化されていないようですね。9日のイベントでiTunes9のデモをしていたのもジェフロビンだったし、土台から作り直すのにはまだ時間がかかるってことでしょうか。特にiTunesの場合は誰かも書いていたけれどWindows版も同時に作らなきゃならないわけなので、結構Cocoa化しようと思って作り直すっていうのは大変なのかも知れない。

Snow Leopard

MacOSX 10.6 Snow Leopardが発売になった。早速購入してインストールしてみた。メインに使っているのはCore2DuoのMacBookProだが確かに全体はっきり分かるくらい動作が速くなっている。互換性もおおむね良好だし、満足している。特にSafari4Javascriptの処理がとても速くなっていて、こうなるといわゆるwebアプリのようなものもかなり実用的になってくるんじゃないかと思う。AppleとしてはiPhoneも含めてこのあたりは総合的に考えているのだろうから、実に真っ当な進歩だと思う。
OSにバンドルされている種々のアプリケーションがのきなみブラッシュアップされてとても速くなっていて、アクティビティモニタで見るとどれも64 bitのアプリケーションになっているのが分かる。速くなったのは主に64 bit化の影響なのか、はたまたGrand Central Dispatchのお陰なのか、あるいはOpenCLが凄いのか。ともかく新しい技術を使うと実際これだけパフォーマンスが良くなるということをAppleが率先して見せるということの意味は大きいと思う。こうなると、サードパーティーのアプリケーションでも64 bit化したものが出れば買おうかと思うし、開発者もそうしようかと思うに違いない。ややもすれば、一般のユーザには64 bitなんてほとんど意味がないというような意見も聞くけれど、同じようなことはプロセッサが16 bitから32 bitになった時にも散々言われたことだ。その頃はフルカラーの写真やら動画やらを普通の人がパソコンで扱うなんて想像もできなかったのだから仕方がないけれど、64 bitのプロセッサを使うのが当たり前になってきているのにOSやらアプリケーションに壁があるのはやっぱりナンセンスなんだと思う。
ところで、Apple純正のアプリケーションがのきなみ64 bit化されている中で、iTunesとDVDプレーヤーだけが32 bitのままなのがちょっと不思議な感じがする。来週にはiPodや音楽の関係のイベントをAppleが開くことがアナウンスされているわけで、恐らくiTunesはversion 9が発表されると思われる。とすればほぼ確実に64 bit化されたものが出てくるに違いない。さてそれでDVDプレーヤーだが、これが32 bitのアプリのまま残されたのはどういう意味があるんだろう。しばらく前に噂が流れていたようにBlu-rayディスクでもサポートするんだろうか。それともHDの映画はiTunesStoreでということでAppleとしてはBlu-rayは華麗にスルーし、ついでにDVDプレーヤーもゆっくりフェードアウトして行くのだろうか。何れにせよ9日のイベントが楽しみだ。

iPhone 3GS発売

iPhone 3Gを使っているので、さすがにまだ3GSに買い替えるのは勿体ないと思って、何とか踏みとどまっている。今日、某家電量販店で触ってみたけれど、確かに速い。びっくりするほどではないけど、もっさりした感じは払拭されているという印象。
それでまあいつ買い替えるのか分からないが、どうせiPhoneを使い続けるのであれば、いずれ3Gと同様1年くらいで値段が劇的に下がるだろうし、その時期に買ってもいいかもしれないと思ったり、あと1年すればまた次の機種が出るのは明らかだから、それまで待っても良いかもしれない。案外iPhone3,1と言われる次の機種が出るのは早い時期かも知れないし。

ところで、今回発売のイベントで行列の模様をUSTREAMで中継している方がいた。
http://ketudancom.blog47.fc2.com/
ずっとというわけではないけれど、断続的に拝見させていただいて、一緒に行列している気分を味わうことが出来た。まったくノートPCとemobileの回線さえあれば誰でもどこでも一人で動画中継が出来るのだからすごい世の中になったものである。女性が一人で中継しているというのはそれなりに注目を集めていたのではないかと思う。ピーク時には1500人近くの人が視聴していたようだった。
実は去年もiPhone 3G発売の時に表参道で行列をUSTREAMで中継している方々がいて、ぼくは去年もそれを見ていたので、そのことも思い出して色々考えさせられた。去年中継していたのはiPhoneのアプリケーションもいち早く開発しているユビキタスエンターテイメントという会社の人々で、そういう意味ではギークな感じの人たちだったのだけれど、やはりプロモーションという意味ももちろんあったんだと思う。だけどそれが1年経って同じプロモーションの意味があるとしても、人も立場もずいぶんと感じが変わったように思えた。もし来年も同じようにiPhoneの新機種が発売されたらどうなっているだろう。そしてそのイベントをプロモーションに使うのは一人だけなんだろうか。