WWDC2007

明日からアップルのWWDCが始まる。あと1日ばかりでジョブズの基調講演というわけで、ここのところなかなか元気なアップルには期待が集まるところである。次期MacOSであるLeopardの発売が半年伸びてしまったこともあり、何が出るか読みにくい感じになっている。先週の火曜日にMacBookProもアップデートされてしまったので、もっとインパクトの強い発表が期待される。
ところで、iPhoneにはOS Xが走っているわけだし、その上でマルチタッチのタッチスクリーンが機能しているのはもう半年前から明らかになっていることだ。マイクロソフトもマルチタッチを使った"Microsoft Surface"という技術をつい先日発表したばかりである。Surfaceは昔の喫茶店にあったゲーム機内蔵のテーブルみたいな格好をしているわけだが、マルチタッチを使ったユーザーインターフェイスというのは、ごく小さいiPhoneのようなものか、或は大きな机のようなものか、素人にはそんな感じのデバイス以外にピンとくるものが思いつかない。iMacMacBookがタッチスクリーンを搭載しても、何かちょっと長い時間使う木にはなれない気がする。マルチタッチを使ったインターフェースは派手で人目を引くが、活躍の場は写真の閲覧と地図の拡大縮小くらいしか思いつかないのだろうか。
ハードとソフトを一体で製品化するアップルがマルチタッチを使ったタッチスクリーンをPCにも持ってくるかどうかというのは、個人的にはちょっと気になる点だ。
あとはiPhoneの環境をどこまでアップルの外の開発者にオープンにするかと言う点が大きいと思う。これがWWDCで出てくれば、携帯電話の世界でパンドラの箱を開けることになると思う。端末側でなくとも、Googleと一緒に「向こう側」にその手の環境を用意するのもありかも知れない。そう言う意味でも.Macも注目点になりそうな予感がする。
ともあれ、明日の晩が楽しみだ。