気圧計

TaKo2007-05-29

オリンパスからμ770SWというデジカメが出たという記事を見かけた。水深10メートルまでの防水というのが一番の売りのカメラなのだと思う。防水カメラと言うとNikonosなどを思い出してしまうのはもういい歳である証拠だが、こういったコンデジが出るということ自体いい時代になったものだと思う。ところでこのデジカメ、気圧計がついていると言う。なるほど、水中に潜った時に水深を記録できるというわけだ。デジカメや携帯にGPSがつく時代、気圧計というのは盲点だったかもしれない。
ぼくは比較的新し物好きな方だと思うが、気圧計で少し昔のことを思い出した。そう、カシオの気圧計の入った腕時計をぼくが買ったのはもう20年以上前の気がする。気圧計を使って登山の時の高度計としても使えるし、気圧の変化から簡単な天気予報もできた。実用性という意味では天気予報はテレビを見れば良いわけだが、理科少年的には気圧がリアルタイムで分かるというのはなかなかそそられるものだった。ただ、気圧は常に変化するので、高度計として使おうと思うと相対的な高度を計算することしか出来ない。
GPSは緯度経度を知ることが出来るが、もちろん高度も分かる。最近使い始めたGPS-CS1Kも高度を記録してくれる。実際ログを見ると高度はかなり誤差が大きいような印象もあるが、それは地上のぼくらにとって高さの変化にはかなり敏感だということもあるのかも知れない。ともあれ、考えてみるとGPSと気圧計を一つにすると、高度の変化を考慮に入れて気圧の計算をすることも出来るんじゃないかと、ふと思った。例えば高度ゼロメートルに換算した気圧を簡単に計算できるわけだ。というわけで、登山に際してどんなに標高をかせいでも天気の変化にともなう気圧の変動を見ることが出来るわけだ。ま、そんなことが出来て嬉しいかどうかは人によると思うけれど、そんな時計があったらぼくはちょっと欲しいかも知れない。何か、アウトドア系のガジェットは、まだまだ色んな可能性がありそうだ。