MacWorld EXPO

TaKo2007-01-08

年も改まり、MacWorld EXPO目前ということで、色んな予想が出ています。特にAppleに思い入れのない人には興味ないでしょうが、今年はapple.comのトップページにかなり力の入ったバナーが貼られていることもあって、個人的にはかなり興味深いです。Appleはパーソナルコンピュータのイノベーションをして来た会社であることは自他ともに認めるところだと思います。それが「The first 30 years were just the begining. Welcome to 2007.」というのですから、それなりに革新的な何かを期待してしまいます。iPodとiTSで音楽/ビデオ配信に大きな力を持ったAppleなので、その線で期待も持たれるでしょう。iTVは開発中であることが既にジョブズの口から発表されていますし。携帯電話も、もちろんiPodがらみで期待されています。PalmをはじめとするPDAがフェードアウト気味で、携帯もイマイチ使いにくい状態のままであることを考えれば、そしてiPodと携帯と両方持ち歩いているのはナンセンスと言えばナンセンスとも言えるので、個人的にも期待しています。
でも、iPod関連やiTV、アップル製の携帯だけでは、Appleの30年間が「はじまり」で今年はもっと大きなイノベーションがあるという宣言にはちょっと釣り合わないと思います。
予想を超えて素晴らしい発表があることを期待しつつ、個人的な予想をちょっと書いてみます。

Appleのこの30年の歴史で大きな転換は多分二つ。一つはApple ][としてパーソナルコンピュータを作ったこと。もう一つはGUI、マウスを備えたMacintoshを送り出すことで、パーソナルコンピュータというものを大きく作り変えたこと。とすれば、これに匹敵する「新しい何か」とはGUIポインティングデバイスを含めたヒューマンインターフェースの革新的な進歩があるんじゃないだろうか。昨年の春頃話題になったマルチタッチディスプレーとそれを使ったGUIは多くの人が注目した。ああいうものを見ると、パソコンのインターフェースの可能性というのはもっともっと革新が可能だと思えて来るし、それを製品にまとめるのはAppleなんじゃないかと思う。次期OSXLeopardにはまだまだ公表されていない新機能があると言うが、ハードウェアも含む大きな進歩がパーソナルコンピュータに齎されても良い時期に来ているように思えてならない。見た目を半透明にしたVistaのような進歩ではなく、真の革新的な進歩が見られることを期待せずにはいられない。