Parallels Desktop for Mac

先日、MacをBootCampを使ってWindowsマシンとしてプレゼン用のコンピュータに使うのも、いざという時には役に立つということを書いた。そうこうするうち、今度は別のシンポジュームで Parallels Desktop for Macを使ってWindows版、Mac版のPowerPointのプレゼンテーションを1台のMacで切り替えながら使っているのを見かけた。前にも書いたことだが、学会その他で液晶プロジェクターを使ってプレゼンを映写する時に、案外Windows版とMac版のPowerPointの書類の互換性が無かったりする。一番多いトラブルはフォントが違っていてレイアウトが崩れてしまうことだが、WindowsQuickTimeがインストールされていなくてMacで作った書類の図が表示されないことも少なくない。ぼくの周辺では学会の発表などでは大概MacPowerPoint5割、Windows版4割、Keynote1割といった比率のことが多いのだが、主催者側はMacWindowsと両方用意して、場合によってはスイッチャーで切り替えながらということになる。特にスケジュールが詰まっているとコンピュータの切替の時間がないこともしばしば。ところが、今回参加したシンポジュームではParallels Desktop for Macを使ってWindows版のPowerPoint書類とmac版のPowerPoint書類を全部あらかじめ開いておいて、あとは順番に表示するだけというやり方で6、7題の演題をこなしていた。見ている方はPowerPointが落ちたりしないのかとか、メモリー不足でスピードは大丈夫かとか心配しながら見ていたのだが、二日間に亘ってほとんどトラブルなし、運営もスムーズということで、これはなかなか良いかもしれないと思った。主催者の方に聞いてみたら、メモリーを2メガ積んだMacBookとのこと。今後こういった光景を頻繁に見るようになるかもしれないと思った。