Dashboad

昨日MacOSXのExposeのことを書いたので、今日はDashboadについて。DashboadはWidgetと呼ばれる小さなアプリケーションを使えるようにする仕組みと言えば良いのだろうか。登場した時はやはり同じようなWidgetを動かすConfabulatorと似ていることから、パクリじゃないかとか色々言われたものだが、今ではすっかり落ち着いた感がある。ぼくは最初見た時にConfabulatorとDashboadは根本的に違っていると思った。Confabulatorはデスクトップに常時表示されていて使うようになっているのだが、Dashboadはマウスかキーボードでアクションしないと全く表示されていなくて、適当なアクションをとると画面全体に環境が半透明に表示されるようになる。これは何か別の作業をしている時にちょっと何かをしたい場合、例えば辞書を引きたいとか天気予報を確認したいとか、カレンダーをちょっと見たいとか、そう言う時にどっちが便利かという問題なのだと思う。そう考えると他のウインドウの上に一時的に現れて、使い終わったらすぐにまた表示されなくなるDashboadの方が断然便利だし、デスクトップというのは(人にもよるだろうが)割に散らかりがちだったりして、Confaburatorのwidgetとファイルのアイコンがデスクトップの上でスペースを競合してしまうという問題もあったと思う。少なくともぼくは、そう言う言った意味でDashboadの方が良かったと思うし、重要なポイントはそこだったのだと思う。昔のMacOSの時代にも小さなアプリケーションを一時的に使う仕組みとしてデスクアクセサリー(DA)というのがあったけれど、そう言う意味でDashboadの機能的なアイディアは決して目新しいものではなかったと思う。多分Dashboadが面白いのはユーザーインターフェースと開発環境としての面白さだと思う。そう言う意味ではAppleというのはここのところ一貫している。