iWorks

AppleのiWorksというパッケージが結構売れていると言う。日本語のblogを読んでいると、そのニュースに対して意外だという反応が多く見られ、またiWorksを構成している二つのソフトであるKeynoteとPagesのうち、「Keynoteは使わないから良く分からないけれど」というコメントを多く見かけるような気がする。

以前も書いたように、ぼくは割合人前で話をしなければいけないことも多いので、Keynoteを使うことがある。特にMacintoshの上で使っている限りにおいては、同じプレゼンソフトであるマイクロソフトPowerPointと比べて大きなメリットがある。それはアドビのIllustratorなどで描いた絵を貼り込んだ時にきれいなのだ。そう、PowerPointだと情けないほど汚くなってしまう。もちろん、もともとKeynoteの持っているテンプレートは実に品が良いし、ページのトランジションの効果も豊富で素晴らしいのだが、何と言ってもぼくの仕事の上ではIllustratorやpdfの書類からの使い回しがきれいなことが大きなポイントだ。Keynoteの大きなデメリットはKeynote上での作画のためのツールが極端に貧弱なこと。新しいバージョンになって改善されたということなので期待しているのだがどんなものだろう。早く時間を見つけて銀座のアップルストアで買って試してみたいものである。

あぁ、それで話は長くなったが言いたかったことは、MacでプレゼンをしていてマイクロソフトのOfficeに不満を持っている人でアップルのiWorksを買っている人(特に毎年新しいバージョンを思わず買ってしまうような人)にとって、かなりの部分はKeynoteがキーポイントになっているのではないかとぼくは思っているんだけれども、ということだったのでした。

でPagesはどうでも良いのかって? ぼくはこの1年間で2度しか使いませんでした。誰も読まないだろうと思った20ページくらいの報告書が一つ、プレゼン用のチラシが一枚。悪くはないんだけどちょっと重すぎる気がします。バージョンが上がって軽くなれば良いんですけどそんなことはないだろうなぁ。