docomoのiPhoneについてのコメント

わざわざblogでコメントすべきことでもないけれど。
「ドコモ株主総会、iPhone発売の可能性を引き続き検討へ」という読んで、かなりがっかりした。ぼくは現在docomoの携帯を使っているし、日常的にPCはMacをメインに使っているので、iPhoneSBMから出るとなると携帯どうしようかとかなり真剣にNMPを含めて検討しているわけだが、docomoの役員がiPhoneについて以下のようにコメントしたという。

iPhoneは、ユーザーインターフェイス方式にタッチパネルを採用しており、それが魅力であり、一定のアップルファンには訴求力がある。NTTドコモとしても、検討し、取り組んできたが、iPhoneの一番の特徴である全面タッチパネル方式の端末は、すでにLGのプラダフォン、シャープのSH906iという形で投入しており、十分に対抗していけると考えている。また、タッチパネル端末を増やしていきたいとも考えている。アップルとの交渉内容については、アップルと秘密保持契約を結んでいるため、回答を控える。今後もiPhoneの動向を注視するとともに、ドコモからのiPhone発売の可能性を追求していきたい」

「一定のアップルファンには訴求力がある」って失礼じゃない? まるで普通の人には訴求力がないものだけどアップルファンは頭のねじが抜けてるからiPhoneに飛びつくんだといわんばかりの言い方に聞こえるんですけど。いや、別にそう思ったって良いけれども、きちんとした会社の重役が公の場でこういう言い方しちゃまずいでしょ。docomoの顧客の中にも一定の数『アップルファン』がいることを忘れてもらっちゃ困るんですけど。挙句、プラダフォンやSH906iで対抗出来るとか、個人ユーザー向けにBlackberryを売ることを検討しているとか、docomoはどこに向かって商売してるんだか理解に苦しむ。Blackberryスマートフォンとして優れているかもしれないけど、企業向けのソリューションでしょう。iPhoneはある意味コンシューマ向けのスマートフォンだと思うのに、ビジネス向けのスマートフォンを今更個人に売ったってどうなるって言うんだろう。Appleが「Exchange for the rest of us」としてMobileMeというサービスを始めようとしている時に、これじゃ周回遅れというよりは間違った方に向かって走ってっちゃったって印象が拭えない。

ただでさえdocomoiPhoneを獲得出来なかったことでメディアの注目が集まっているこの時期に、これは何ともお粗末なんじゃなかろうか。いやまぁ、「反撃しても良いですか」とか言ってる時点で期待しちゃ駄目なんでしょうけど。