Windows on Intel Mac

各所で熱心にレポートされているがWindowsXPIntel Macの上で起動したと言う。個人的にはデュアルブートになってもそんなに便利ではないと思うので、むしろVirtualPCQEMU、あるいはDarwineの方が興味があるのだが、それはそれとして今回のこのニュースはちょっと別の意味で大変興味深かった。それは今回ある種のコンテストでその方法が見つかったということだ。話の経緯は以下のレポートあたりを見ていただくのが良いと思う。
http://randomnotes.weblogs.jp/maclalalaweblog/2006/03/post_47a6.html
あるいは
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000047674,20098817,00.htm
要はインターネット上で懸賞を出して、それに応じて答えを出した人があったということだが、面白いのは懸賞を始めた人は特別な人ではなかったようだし用意した懸賞金も最初は100ドルだったのが、多くの人たちがそれに懸賞を積み増して最終的には1万4千ドルにもなったと言う。これはちょっとした額だ。小ははてな人力検索から大は民間有人宇宙船のX-prizeまで、問題解決の方法として似たようなものだと思うけれども、ともかくこうしたプロジェクトが普通の人に出来てしまうというところにインターネットの凄さがあるのだと思う。もちろん、問題の大きさが適当であったとか、比較的多くの人が興味を持つテーマであったとか、あるいはMacのコミュニティーが信頼性の基盤となっていたのかも知れないとか、色々な条件はあるにせよ、われわれは個人として何かをする時にインターネットという大きな梃子を手に入れたと言えるのかも知れない。